簡易AGV(低価格AGV)は、工場内の搬送工程の自動化と省人化を目的として導入されます。
このタイプの台車は、通常、本体上部が低床構造で、無動力のユニット台車を牽引する形態が一般的です。
走行ルートは、床面に敷設された磁気テープに沿って進む仕組みが主流であり、導入時にはこの走行ルートの設計が重要なポイントとなります。
簡易AGV 導入のメリット
(1) スペース不足の問題
AGVを運用するには十分な走行スペースが必要ですが、多くの工場ではスペースに制約があります。
この問題を解決するため、簡易AGVに移載装置を搭載する方法が採用されることがあります。
簡易AGVに移載装置を設置する利点
(2) 重心位置と積載荷重の課題
簡易AGVは牽引荷重が1,000kg程度であるのに対し、積載荷重は200kg程度と制限があり、積載する装置や物品の重心位置によって走行性能に影響が出ます。
解決方法
(1) 設計時の注意点
(2) 実装時の注意点
東亜エレクトロニクスでは、大手電機機器メーカーの工場内に簡易AGV台車を導入しました。
この工場では敷地内のスペースが限られていたため、コンベア式の移載装置を台車に搭載する方法を採用しました。
結果として、限られたスペースではありましたが、効率的な搬送システムの構築が可能となり生産性を大幅に向上させることができました。
成功要因
AGVシステムの導入実績が豊富な東亜エレクトロニクスでは、お客様の工場環境、搬送工程、対象ワークに最適な台車を提案・設計いたします。
限られたスペースや特殊な搬送ニーズにも柔軟に対応し、費用対効果の高い搬送システムの構築をサポートします。
確かな技術と現場に根ざした経験で、お客様の生産性向上を全力で支援いたします。まずはお気軽にご相談ください。