搬送設備は設備全体が広範囲に広がる事もあり、停止する度に起動可能位置に戻す事は大掛かりな作業となります。また離れた場所のトラブルでは復旧にも時間がかかる為、その場から自動運転再スタートをさせる事も必要となります。自動搬送設備を入れた生産システムは高度な反面、その扱いに馴れていないと搬送回路の設計に戸惑い、設計コストも掛ってしまいました。
起動可能位置ではなくても自動再スタートが出来る回路構成を確立するとともに、自動運転ブロック分けなどを考慮し、生産システム設計をそのブロックのみを停止するなどが出来るようにしておきます。そうすることで、搬送設備の使いやすさと、そのトラブル時の復旧時間の短縮が可能な生産システムの構築が可能です。また、搬送回路も標準化し、設計コストも低減しました。
搬送におけるラダー回路を自動ブロック分けや自動再スタートなどが可能なラダー回路を標準化しておく事で、設計コストの削減や生産現場でのトラブル復旧時に効果があります。ラダー回路の標準化は様々なコストダウンを実現することができます。