システム開発者の旬なつぶやき

2021.03.31
制御盤

制御盤の小型化につながる機器や配線について

工場内にある機械装置や設備を制御する大本は、制御盤内に設置されているPLC:プログラマブルロジックコントローラから行うものが、一般的です。ひと昔前までは、センサーなどからの入力信号や、ランプ点灯などの出力信号に対して、配線一本ずつそれぞれのI/OをPLCにつなげる方式が多かったですが、近年ではCC-Link方式やEthernet方式を使用すること多くなっています。

CC-LinkやEthernetを採用するメリットは、回路を製作する上でI/Oユニットを信号先の近くに配置することが出来きる為、制御盤が省サイズ化されて配線も少なくすることができます。また、制御盤から外部への配線も、ケーブル1本で済むので作業も省時間化することもできます。

特にCC-Linkは、多くの機械装置や設備の制御盤に採用されており、その配線方法はRS-485がベースになっており、通信プロトコルは、HDLCに準拠しています。CC-Link協会の発表では、2021年3月末時点で、パートナー会員:3933社、認定製品数:2311となっています。協会のHP上でその数を確認することができ、この10年で1000社以上のパートナー会員を増やしている代表的なオープンネットワークとなっています。

PLCを含めた制御機器はシリーズが新しくなるたびに、旧シリーズと比較して小型していますので、配線・通信方法を含めて、今後も制御盤の小型化はますます進んでいくでしょう。

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