昨年末にM社様のAGVキット(駆動部分だけを購入して、台車部分を自社で作成するキット)を使用してAGV台車を製作しました。
AGV台車の搬送制御では、日本での使用が珍しいロックウエルPLCのコンパクトロジックスコントローラを使用しています。(ロックウエルはアメリカの制御機器メーカー)
走行システムは磁気テープとO社製のRFIDタグとRFIDリーダーを設置し、AGVの走行位置情報を検知して加速、減速、停止制御を行っています。
本来であれば、光電管等のセンサーを使用して移載ステーションの停止制御を行いますが、配線工数削減で反射板式を採用すると、AGVの繰返し停止精度、及び光電管の場合エリアが広く停止精度が悪くなり移載に影響が出ます。したがって東亜エレクトロニクスでは、今回のシステムではRFID方式を採用しました。
東亜エレクトロニクスは北米にグループ会社をもっていることもあり、ロックウエルPLCの使用実績が多く、M社AGVキットの使用が初めてででしたが、AGVキットのコントローラとの接続で走行制御に必要な入出力信号の通信も、問題なく行うことができました。実機を改造しては走行調整を行い、無事にAGVキットをロックウエルPLCでコントロールする事が出来ました。
☆M社AGVキットを使用したAGV搬送システムの導入を検討されているお客様は弊社にご相談ください。