システム開発者の旬なつぶやき

2022.08.09
制御盤

制御リレー置換の考え方 「配線先」

コロナによる調達難や、海外への盤出荷など、国内外の制御リレーを最適に使い分ける需要も高まってきているのではないでしょうか。

国内メーカー(富士電機、オムロン、Panasonic 等)や海外メーカー(Allen-Bradley、Schneider Electric 等)の豊富な実績がある当社より、制御盤リレーの置換提案のポイントを説明させていただいております。

別の記事では「サイズ」によるポイントをご紹介させていただきました。詳細は下記リンク先よりご確認ください。

制御盤リレー置換の考え方 「サイズ」は コチラ!

もちろん、サイズの変化を最小限に抑えることで設計変更の手間削減など多くのメリットを出すことも可能ですが、電気的に正しい接続ができなければ装置として成り立ちません。メーカーや製品ごとに配線する接続先が変わることもあるため、仕様面もしっかりと理解しておかなければ配線間違いにつながるなどリスクも介在してしまいます。今回は、置換の際の重要なポイントとなる「配線先」についてご紹介をさせて頂きます。

【置き換え提案】
・富士電機製 HPシリーズ HH54P-FLDE COIL DC24V / SOCKET TP514X1
・Allen-Bradley製 700シリーズ 700HC14Z24-4 COIL DC24V / SOCKET 700-HN128

【ポイント】
〇配線先
13番(N)、14番(P)が制御用のコモン接続先 → 機種により場所が違う
HPシリーズ    : 下段の13番、14番(富士電機製 HPシリーズ 接続位置参照)
700シリーズ   : 中段の13番、14番(Allen-Bradley製 700シリーズ 接続位置参照)

富士電機製 HPシリーズ 接続位置
Allen-Bradley製 700シリーズ 接続位置

配線先に関しても、国やメーカーによって仕様に違いが生じるポイントとなります。配線の接続先等細かい仕様をしっかりと理解できていないと電気的に間違った配線を実施し、設備全体に大きなトラブルが生じる原因にもなりかねません。

英語の仕様書やスペック表は内容がわかりづらく間違った理解をされる可能性もございます。海外メーカーの実績が豊富で、ポイントを抑えたノウハウを保有する当社であれば、お客様に最適な置換提案が可能です。制御リレーでお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください。

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