今回のつぶやきでは「レーザー刻印装置の設計・製作」についてご紹介させていただきます。
レーザー刻印(別称:レーザーマーカー)とは対象物にレーザーを照射して、表面に熱を加えることで「溶かす」「焦がす」「剥離する」などの変化を加え、ロゴや商品名、シリアル番号や型番などを印字する方法のことを言います。
近年、トレーサビリティの必要性の増加や、IoT推進によって製品により多くのデータを持たせることが重要になってきております。従来はスタンプやラベル、インクジェットでの印字が主流でしたが経年劣化や濡れで読めなくなってしまうなど様々な要因からレーザー刻印の需要が高まっています。
弊社では、キーエンスのレーザーマーカー(MD-Xシリーズ)と画像検査装置(CV-Xシリーズ)を組み合わせたレーザー刻印装置の設計や製作を行っております。
ワークへの刻印から刻印内容の画像検査までを一気通貫で対応できるように1ユニットで完結させました。画像検査装置を組み込むことで、従来であれば刻印後の製品を別の場所に搬送し人による目視検査で実施していた検査工程を削減することができます。結果として搬送の無駄を省くと同時に、作業者による判別のバラツキを防ぐことにつながり、品質の向上も実現いたします。
今回、採用している機器であればラベルテープ等(TESAテープ等)の刻印にも対応しているため、幅広いレーザー刻印に対応することが可能です。また、巻取りや1枚切り出しなどお客様毎のご要望や用途に合わせてカスタム対応も可能です。スタンドアロンタイプ、生産ラインへの組み込み・同期など設置方式も多数の実績がございます。
レーザー刻印や刻印後の画像検査でお困りのお客様がおられましたら、ぜひ当社に御相談ください。