システム開発者の旬なつぶやき

2022.11.08
FA・制御 その他

電磁接触器におけるメーカー間の違いや注意点

依然として、部材の調達難により制御機器等の納期が長納期化しております。 量産盤(標準盤)においても制御機器の選定で、欠品状況等の兼ね合いから、国内メーカー 間での制御機器の変更等も多くなっているのではないでしょうか。

その中でも、遮断機や電磁接触器は変更も多く、規格により能力は同格でも、メーカー間の 外観や接点配置の違いにより、配線方法に違いが出てきました。

今回は基本的なことではありますが、電磁接触器について、日本国内の電磁接触器メーカーの 富士電機と三菱電機の違いを比較し、その代表的な電磁接触器を参考に注意点をまとめてみました。


富士電機(SCシリーズ SC-05)

国際規格(IEC規格)に対応するグローバルスタンダードな製品です。
さまざまな用途に対応した応用品と豊富なオプション品を用意しています。

〇注意点、特徴

・大きさは三菱製品に比べ、  やや大きめ。

・コイル接点部は、  右側がA1、左側がA2となっている。

・端子部が解放しているため、保護カバーが別途必要となる。

三菱電機(s-t)

10Aフレーム機種で横幅寸法36mmを実現しております。
10Aフレームクラス電磁接触器では、業界最小レベルの寸法となっております。

〇注意点、特徴

・富士に比べ、全体的に小さめの寸法。

・コイル接点部は、  右側がA2、左側がA1となっている。

・構造上で端子部が保護されている。


このように、基本的な端子部が一緒でも、コイル端子の向きがメーカーによっては反対になっています。 直流操作コイルの極性はどのメーカであっても、A1がプラス側、A2がマイナス側です。 交流操作コイルには極性がありませんが、直流コイルになると注意が必要となります。 極性を間違えて配線しても、破損するリスクは少ないと予想されますが、電圧を印可しても 主接点は動作することはありません。 また電磁接触器の変更があった際は、外観面から付属するカバーの有無を確認したり、実際に物を取り替える際に配線ルートを圧迫していないかなどの細かい確認が必要です。

通常は他のメーカーを使用している案件で、お客様の要望や、修理等のタイミングで変更が必要な際は見落としの可能性があるため、当社でも量産盤において変更のあった機器に関しては、より一層の注意を心がけています。 その他の機器にも、似たそうな接点配置や構造から思い込み作業などによる配線ミスなどが懸念され、トラブルの発生原因につながる危険性がございますので、変化点・変更点に関しては十分に注意することが重要です。

お気軽にご相談ください

東亜エレクトロニクス株式会社が運営する生産システム設計.comをご覧いただき、誠にありがとうございます。
FAシステムサービスに関して下記のような場合はお気軽にお電話ください。
  • 本ホームページ内だけでは分からない内容を確認したい
  • メールでは伝えにくいので、電話で技術相談をしたい
  • 急ぎの内容のため、電話で回答が欲しい