システム開発者の旬なつぶやき

2024.11.12
FA・制御 その他

高速通信が必須!令和時代の制御盤・機器の通信方法

目次

  1. 令和時代の制御盤と通信の重要性
  2. CC-LinkとEthernetの比較
  3. Ethernetの利点と導入のメリット
  4. 高速通信が求められる理由
  5. 高速通信を活用した制御盤の設計・製作なら当社にお任せ!

1. 令和時代の制御盤と通信の重要性

現代の産業環境では、迅速かつ効率的な情報伝達が求められています。制御盤設計においても、高速で安定した通信環境を整えることが、効率化や生産性向上の重要な要素となっています。特に制御盤をネットワーク化し、遠隔から制御やモニタリングを行うためには、安定した通信が不可欠です。

2. CC-LinkとEthernetの比較

長年、制御盤の通信にはCC-Linkが多用されてきましたが、最近ではEthernet対応の機器が多く、使用頻度が高まっています。CC-LinkとEthernetの主な違いは以下の通りです。

  • 通信方式
    • CC-Link:RS-485をベースにした伝送方式。最大64台接続可能で、多数の機器接続に強みがあります。
    • Ethernet:TCP/IPプロトコルベースの伝送方式。高速かつ大容量の通信が可能で、柔軟なネットワーク構成に適しています。
  • 通信速度
    • CC-Link:最大10Mbps。中規模システムに向いていますが、高速通信には限界があります。
    • Ethernet:10Mbps~10Gbps。大容量データの送受信にも対応し、複雑なシステムにも対応可能です。

3. Ethernetの利点と導入のメリット

Ethernetの主な利点は、広範なデータ転送速度と市販のLANケーブルを利用できる点です。制御盤にEthernetを導入することで、次のメリットが得られます。

  • 汎用性とコスト削減:LANケーブルはホームセンターで簡単に購入でき、特殊なコネクタや工具が不要です。フラットタイプなど、限られた配線スペースに合わせたケーブル選択も可能です。
  • ネットワーク拡張性:TCP/IPプロトコルを活用することで、制御盤をインターネット経由で遠隔監視・操作が可能となります。多くの機器を接続する際の安定性と柔軟性も確保できます。

4. 高速通信が求められる理由

製造現場において、通信速度の向上は、作業効率や安全性に大きな影響を与えます。リアルタイムで情報を把握し、異常検知や自動制御を行うためには、高速な通信環境が不可欠です。また、最近のIoT対応機器が増えたことにより、制御盤のデータ量も増加し、Ethernetの高速通信の重要性が一層高まっています。

5.高速通信を活用した制御盤の設計・製作なら当社にお任せ!

制御盤の設計・製作実績を豊富に持つ東亜エレクトロニクスであれば、Ethernet対応機器を活用して高速通信を可能にした制御盤の製作が可能です。

お客様に使用用途や通信環境、保守・メンテナンスの運用に応じて、市販のLANケーブルの活用から、産業用の堅牢なLANケーブルのご提案まで、幅広くご対応が可能です。

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