システム開発者の旬なつぶやき

2017.09.20
AGV

旧AGVの構成部品の生産中止からくる更新の発生

AGV、いわゆる無人搬送車は、今では生産ラインのFA(工場自動化)の手段としては当たり前のシステムとなってきております。

AGV自体は30年以上前からあるシステムで、製造現場ではまだ20年以上前のAGVが稼動していたりします。いわば、搬送工程における自動化:ファクトリーオートメーションの代表例として、存在してきました。私は普段、東海エリアの大手企業様の生産ラインに入る仕事をしています。そういった仕事環境の中で、私が感じることが、AGVの更新、置き換え需要が高まってきているということです。構成部品のEOL(End of Life:生産中止品)などにより、AGVを更新せざるを得ない現場が増えてきております。

問題となるのは生産計画の影響で既存AGVと新規AGVを一気に更新が出来ないケースです。

メーカーがそれぞれ違うAGVが、既存設備と新規設備でひとつのエリアに共存するという現象が出てきてしまいます。

この場合、同じ工程間を走行するとしても、メーカーの違うAGVでは既存の誘導線(自動走行を誘導する磁気テープ等)が使えず、新に別の誘導線を敷設する必要があります。

またAGV同士の待ち合わせ制御も、光通信器を使うAGVと無線を使うAGVとでの制御をひとつのシステムの中で構成しなくてはいけません。

このようにAGVの更新、置き換えには色々な問題をの乗り越えなければいけません。ただし今後、AGVの置き換え需要がますます高まっていくなかで弊社としても、これまでAGVシステムに長年携わってきたなかでのノウハウを駆使して難しい案件にも取り組んでいく必要があると考えております。

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