制御盤の製作は、支給図面や自社設計図面(お客様承認)に従い行います。図面は配置図面・部品リスト・回路図などがあり、図面通りに正しく製作を進めれば、大きな問題は発生しにくくなります。しかし、実際の制御盤では、何百以上の部品や多数の電気信号の入出力回線など、手作業による複雑な組立作業により、時に間違いが発生します。配線が間違えていたとしてもパッと見ただけでは毎回の発見は難しくなっています。このように制御盤の製作は、加工組立以上にその製作会社の検査体制が重要となります。
東亜電機カンパニーでも、制御盤の製作後、図面通りに製作されているかの確認・検査を実施いたします。その際の検査内容の一部をご紹介すると、➀制御盤の筐体の寸法、➁塗装色と膜厚。➂制御盤内外の目視確認。④部品配置の図面照合確認。⑤電気回路の配線確認(通電検査)。⑥絶縁値抵抗の確認。場合によっては耐圧試験や、PLCのソフト設計の際には、現地で動作確認まで行っています。このような多種にわたる検査工程を標準化することで、生産ラインに組み込まれる機械装置の制御盤としての品質を維持しております。また、特殊な制御盤の場合は、個別の検査内容をお客様と摺り合わせを行うこともございます。
制御盤の品質などでお悩みの場合は、東亜電機カンパニーの制御盤設計・製作サービスにご相談ください。