新型コロナウィルスの感染拡大は製造業、FA業界へも大きな影響を与えています。
製造現場では部品供給の遅れや、工期遅延により、生産能力の低下が懸念されております。
弊社でも一部設計者がテレワークにより在宅勤務をしていたり、お客様とのお打合せができなかったりと、
今まで当たり前にできていたことができず、非常にもどかしい毎日を送っております。
外出自粛、テレワーク奨励の現状において、製造現場ではどこまで対応できるのでしょうか。
実際の製造ラインに従事している作業者は、在宅勤務でモノづくりをすることはほぼできないだろうと思いますが
生産管理や品質管理においては少し話は変わります。
生産指示情報や設備の稼働情報を社内ネットワークを通じて管理ができている現場の場合、
担当者は自社のサーバーに入ることができれば、在宅勤務でもリアルタイムにモニターでき、自席で仕事をすることができるようになります。弊社のお客様でも画像検査装置の画像記録や設備のログを在宅勤務中でも確認することができ、品質保証としての業務を行うことができております。
緊急事態である今だからこそ、弊社内も含め、製造業における働き方、生産システムの在り方を改めて考える良い機会であるとも思っております。
今回の新型コロナウィルスの影響の中でFA業界のおいては、人に依存しすぎない、ロボットによる自動化、設備のIoT化の流れはより加速するものだと見ております。
どんなシステムがこれから必要になるか、我々も今起こっていることを冷静に見極めて情報提供していきたいと思います。