システム開発者の旬なつぶやき

2020.12.18
制御盤

制御盤の専用基板への作業指示のポイント

 生産工場の制御盤のリプレイスや盤丸ごとの更新の場合は、PLCやインバーター、サーボアンプやパワーサプライなどの制御機器から盤筐体一式を東亜エレクトロニクスで用意することが基本です。一方、機械・設備メーカー様から制御盤を設計・製作の仕事では、制御部品を御支給、特に専用基板は御支給されることが多くなっています。

 基板への制御配線は、主に汎用品のコネクタを採用していることが多くなっています。専用基板に使用しているコネクタはスペースの関係上、小型コネクタが多い傾向があり、作業者は十分に注意しなければ、ピン番号を見間違えたり、コネクタの上下を間違えて配線をしたり、と誤配線を起こすミスの誘発につながります。誤配線をしてしまうと場合によっては、基板が破損したり、設備の誤動作を起こしてしまう原因になるため、作業者は最新の注意が必要です。また、作業者の属人性に依存することなく、ミスを起こさない作業指示書が大切になり、例えば、コネクタの誤配線防止にはコネクタ番号のシールを貼ったり、目立たないところにペンで印をつけたりしてピン番号を目視しやすくすることなどが、ミスを防止する有効な手段として挙げられます。

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