システム開発者の旬なつぶやき

2023.07.31
制御盤

配線ダクト活用による省スペース化

機器・装置を稼働させる際に必須となる制御盤は、近年小型化の需要が高くなってきております。限られたスペース内に必要な多くの機器を設置するためには、出来る限りスペースを無駄にしない制御盤の組み立てが重要となります。

そんな省スペース化を検討する際に重要な、「配線ダクト」と省スペース化についてご紹介させていただきます。

配線ダクトとは

配線ダクトと一口に言っても、照明器具等を設置する際のダクトから、制御盤の組み立てを効率化させるダクトまで幅広い種類がございます。

今回は、制御盤組立の効率化に有効な配線ダクトに絞ってご説明させていただきます。

配線ダクトとは制御盤の中(または機械の中)の電線を納めてスッキリさせるために使用します。制御盤の中に設置されている、機器を組み付けるための中板に配置し、電線を内部に格納後専用の蓋をしまうことで省スペースですっきりとした配線を可能とする機器です。

配線ダクト選定の重要性

配線ダクトも多くのメーカーから販売されているため、お客様の制御盤にあわせた最適なダクトの選定が重要となります。当社は様々なお客様の制御盤を製作するなかで配線ダクトのラインアップを増やしていき、現在は18種類の在庫を揃えております。2023年7月時点で全メーカーで33メーカーあるため、まだ半分のラインナップとなっておりますが、今後も拡充を予定しております。

ただし、配線ダクトをただ取り付けるだけでは省スペース化・効率的な配線は実現できません。
配線量にあったサイズを選定しなければ機器間のクリアランスが確保できず、配線効率が下がる場合もございます。

当社では仮配置の段階で適切なクリアランスを検討し、最適なダクトを選定することで、組立から設計へフィードバックをはかり最善策を検討しております。

制御盤の省スペース化や、コストダウン等でお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください。

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