システム開発者の旬なつぶやき

2020.12.21
AGV

SIerの課題

SIer(エスアイアー)とはシステムインテグレーターの略でロボットやAGV、PLCなどを使用して、生産システム全体の構築を行う役割を示します。

ロボットやAGVは「半完成品」であって、センサーやハンド、またコンベアといった地上側の周辺機器と組み合わせられ「生産システム」として構成されます。つまりインテグレーション(統合)する必要があります。

しかし、インテグレーションにおけるエンドユーザー(製造業)側の要求は一様ではありません。システムインテグレーション技術の高低、業種や製品の違い、生産工程の多寡など、生産システムを構築するにあたって個別に考慮すべき事柄が無数にあります。また、法規や設備仕様、安全規格といった外部要素にも配慮しなければなりません。

この前提の中で、ユーザー側に言われた通りの仕様、過去の経験に頼りすぎる設計を行っていて、生産システムの本来の力を発揮できる構成に本当になっているのか、というジレンマに陥ることがあります。

我々もユーザーに生産システムのあるべき姿を提案できる「生産システム全体のコンサルティング力」をつける必要があります。

「電気屋」、「制御屋」から脱却し、「FAシステムインテグレーター」として胸を張って言えるように、日々周りの変化に対応して、知識を習得し続けなくてはいけません。

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