AGV台車の搬送先を指示する方法として、双方向の光伝送、無線通信(WIFI)を使用したものが、工場の生産ラインに多く導入されています。
光伝送を使用したシステムの多くは、ホームステーション(待機位置)と荷降ろし、荷積みなどの載荷ステーションに光伝送機器を設置し、AGV台車も同一機器を搭載しています。
光伝送を使用した搬送指示は、ホームステーションに待機中のAGV台車に発車信号の光電スイッチをONにすると、次の載荷ステーションまで走行して停止して到着信号を出力します。
到着した載荷ステーションで、荷降ろし、荷積み作業が終了すると、そこに設置された光電スイッチ機器の発車信号をONにすれば、AGV台車は次の載荷ステーションに走行していきます。
このように光電スイッチ機器を使用した搬送指示制御は比較的に容易で、お客様の方でシステムの構築をされています。
しかし弊社は導入する環境条件で、走行範囲が広い場合は無線通信機器を使用した搬送指示をオススメしています。
光電スイッチ機器を使用したシステムではAGV台車が載荷ステーションに到着して、居場所の管理ができます。
走行範囲が広いの中で走行中にトラブル停止した場合は、行方不明に近い状態となり、復帰までに時間を費やす事になります。
無線通信機器を使用したシステムでは、常にAGV台車と管理制御盤で無線通信を行ってるので、走行中の場所、トラブル内容は
無線でAGV台車から送信され、管理制御盤で管理されています。
このように導入する環境を考慮して、搬送指示を光電スイッチ機器を使用するか、無線通信機器を使用するのか選定が必要です。