システム開発者の旬なつぶやき

2018.11.11
AGV

作業標準化と無人搬送車による自動化

製造現場において、無人搬送車(AGV)による搬送システムは今や珍しいものではなくなりました。

省人化、自動化の第一歩として、AGVの導入を検討している現場やAGVを試験的に導入している現場は数多くあります。

東亜エレクトロニクスでも、通販事業者様の商品の保管倉庫から、製造業の製紙ロールの完成品の一時保管倉庫へのAGV導入による自動化のご相談・対応等があります。

しかし、「AGVの導入ですべて作業が自動化される」というのは現実的に難しいのが実情です。

作業者が行ってきた手作業にはそれぞれの現場でノウハウがあり、また、どうしても作業者依存の工程も存在してしまいます。

そういった現場において、そのままAGVを導入してしまうと、製品搬送の時間が逆に伸びてしまい、完全自動ができず、半自動化にとどまってしまい、人の手間と自動化のトータル工数が結局増え、非効率な工程を生み出しかねません。

工場全体の生産性向上させるAGVとする為には、AGVで行うことが最適な状態に作業や環境を合わせていくことが重要となります。

自動化、省人化の前に作業の標準化が必要です。

弊社、東亜エレクトロニクスではAGVシステムは元より、長年にわたり培った、製造現場における自動化システムの実績がございます。例であげますと、プラスチック製造工場において、射出成形機によって成形した半完成品を人の手により、次工程に搬送した生産現場を、AGVの導入により、人の搬送作業を一切省きながらの自動搬送を実現しました。

現場の自動化をご検討の際には、自動化のメリットを最大限発揮できるよう、その工程、作業の標準化において様々なアドバイスをさせて頂きます。

IoTや工場自動化を計画したいが、何から手をつければ良いか分からない、というお客様は一度、弊社にご相談頂ければ幸いです。

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