システム開発者の旬なつぶやき

2021.05.28
制御盤

制御盤内における代表的な重量のある機器について

 制御盤内部機器の中で代表的な重量物と家は、トランス(変圧器)や無停電電源装置(UPS)になります。これらの電源系の機器は、制御機器と比較して、かなり重量(数十Kg)になるケースもあります。例えば、単相の複巻型トランスでは10kVAになると、一般的にその重量は50Kg以上になります。
これら重量がある電源系の機器は、制御盤の底面に設置・取付ができる場合は大きな問題となりませんが(盤のレイアウト上重さが下に掛かるだけなので強度の考慮が不要)盤サイズや製作仕様等により底面に設置・取付できなず、中板や扉裏面に取付するしかない場合には、重量と盤強度を十分に考慮する必要がでてきます。このようなケースは、L型ブラケットを製作し、取付することが多いですが、L型ブラケット自体と盤筐体の補強の必要性を確認します。特に盤の板厚が1.2㎜や2.3㎜の場合は、設計段階から補強を踏まえた指示をしなければ、盤がたわんだり、取り付けた機器に傾きが発生してしまいます。

昨今はトランスに加えて、無停電電源装置(UPS)を設置する盤が増えていますので、機器の重量と制御盤の強度を踏まえることがちょっとしたトラブルを防止することにつながります。

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