制御盤の熱を逃がすため、安価な軸流ファンを使った対策が多く用いられています。
一般的には、盤下部に吸い込み口を設け、吐出しファンとして盤上部に付け盤内の空気を外に放出する仕組みです。制御盤内の空気を吐出すことで、盤内の気圧が下がり外部の空気を取り入れる仕組みです。盤の電線投入口等の隙間から汚れた空気を吸い込むため盤内には埃が溜まります。
吸気ファンとして考えると、制御盤内に空気を送ることで、盤内の気圧が上がり吐出し口から空気が強制的に排出されます。盤に隙間があっても盤内の気圧が高いため、埃等が入りづらくなるため盤内が汚れにくくなります。
吸気が吐出しよりいいように思われますが、吐出しファンに比べて吸気ファンの方が、効率が悪くなります。盤内への埃の浸入を軽減する方法として吸気ファンを使用します。