制御盤には設備の運転状況や計測値、故障個所などの状況を分かりやすく表示するため、 設備の配置図をパネルに表示するグラフィックパネルが付く場合があります。
昔はグラフィックパネルはアクリル板に印刷または、刻印されたものであったり、アルミ板に 刻印されていた板に表示灯や表示器を取り付けたものが主流でした。
しかし、設備に改造を加えて変更があった場合にはグラフィックパネルに加工を加えるのは 難しく作り直すにはコストが掛かり 又、部品の取付などの復旧作業もあるため時間もかかり、 デメリットがありました。
近年ではタッチパネルに置き換わることにより変更が発生したとしてもソフトの変更のみで 対応が可能となっておりメンテナンスが容易になりコストメリットがあります。
他にもグラフィックパネルからタッチパネルに変更することにより数値の変更などを タッチパネルより直接行うことができ別途、数値変更の部品を取り付ける必要がないので 取付スペースを小さくすることもでき、各個別の配線も不要となるため、 配線数も少なくできるメリットがあります。
【タッチパネルのメリット】
・コストダウン
⇒ソフト変更のみでタッチパネルの利活用が可能。
・省スペースへの取付
⇒部品の取付がないため、取付スペースを小さくすることが可能。
・省配線
⇒部品の取付がないため、配線作業を少なくすることが可能。