システム開発者の旬なつぶやき

2023.06.30
制御盤

制御盤の天敵!結露に対する適切な対策

以前の記事にて制御盤の結露についてお話しましたが、もう少し詳しくお話します。
>>制御盤の結露対策

結露は、寒暖差により発生するため、夏・冬それぞれの季節に応じた適切な対策が重要となります。
結露自体も、正確には周囲環境により下記の2種類に分類されます。

夏型結露:高湿度で暖かい空気が盤内に流入したときに機器・盤壁面に発生する結露
冬型結露:外気温度の急低下による盤内壁面に発生する結露

結露対策には、盤用エアコンをつけたり、盤用スペースヒーターなどの対策機器を取り付けること
も重要ですが特に屋外設置をする制御盤では盤構造や制御盤据付でも対策が必要になります。
屋外設置の制御盤では、雨などの天気や気候の影響も大きくなるので注意が必要です。

屋外に設置する制御盤では主に下記の対策が有効となります。

〇盤の底面に水抜き孔を設ける
 ⇒ 万一、結露が発生した場合でも水抜き孔より水の吐出ができ、被害が発生しにくくなる。

〇入線用穴にはコーキング処置を施す
 ⇒ 制御盤下部からの水蒸気の侵入を防ぎ、結露を防止する。

季節に応じた適切な結露対策を実施することで、納入後のトラブルを最小限に抑えて、安定した設備の稼働を実現することが可能です。夏本番の前に、新規の制御盤に対しても、既設の制御盤に対しても結露対策を今一度ご検討ください。

結露対策でご不明点がございましたら、お気軽にお声かけください。

豊富な実績により培われたノウハウを用いて、お客様に最適なご提案を実施させていただきます。

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