制御盤にとって、冬場や夏場の気温の変化はトラブルの要因になりかねません。今回は制御盤製作時の「結露」への対策についてご紹介させていただきます。
制御盤には、設置の場所の環境によって結露が発生することがあります。
結露が発生すると、電気部品の破損や劣化が起きたり、サビが発生したりと場合によってはトラブルにつながること可能性があるため、対策が必要です。
結露は湿度が関係するため、如何に湿気を発生させないかが重要となります。
また、気温差が大きくなると湿度が低くても結露が発生しやすくなるので盤内温度と外気温度との注意が必要です。
〇制御盤用ヒーター、盤用エアコン
ヒーターやエアコンを設置することで、盤内温度と外気温度の温度差を抑え結露の発生を防ぎます。
〇ファンの設置
制御盤にファンを設置することで、盤内の空気を循環させ、湿度の高い空気を留まらせない。
〇制御盤の密閉
ヒーター、エアコン等を設置しても盤の密閉が甘いと効果が薄くなります。
密閉性を上げることで、対策の効果向上が期待できます。
〇除湿剤の設置
物理的な対策ですが、湿度の高い時期に制御盤内に除湿剤を設置することで、湿度を低下させます。
制御盤の豊富な製作実績をもつ当社であれば、お客様の仕様環境に合わせた最適な結露対策の提案が可能です。ご相談いただいた内容に対して、必要に応じてヒアリング等を実施させていただきながら最適な製作を実施いたします。
制御盤の結露対策等でお困りごとをお抱えのお客様がおられましたら、ぜひ当社にお声かけください。