システム開発者の旬なつぶやき

2020.01.06
制御盤

AWGとSQを加味した配線

制御盤と外部機器や機械装置との接続に、海外製のコネクタを使用することがあります。このコネクタには無数の種類が存在し、コネクタだけを製造している企業もあります。制御盤に使用するコネクタへの配線は、ピン圧着や直入れなど様々な方式があります。

海外製のコネクタは電線サイズを基本的にAWGサイズにて設計している為、日本で一般的に使用されているSQサイズの電線では適合しないものがあります。AWGとはAmerican Wire Gaugeの略称で、アメリカのワイヤーゲージ規格になります。もし海外製のコネクタを使用する場合は、AWGとSQサイズを確認する早見表を参考にしながら、日本国内でも使用しやすい型式を選定することが、制御盤のコストダウン・製作時の工数削減につながります。

万が一、適合しない電線でピン圧着をすると断線の原因などになってしまいます。そのため、事前に配線の直径や断面積をカタログ等で調べたりメーカーに確認を行う等の注意が必要です。ピンによっては、電線の導体の構成まで指定しているものもあり、電線が特殊品になってしまったり、見つからない可能性がありますのでピンの選定にも注意したほうが、制御盤制作が容易になります。

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