制御盤は,お客様の求めに応じ多様な仕様・規格が適用されます。
殊に,海外に輸出するときにはその国の規格をクリアしなければなりません。
以下は,カナダ向けの輸出品(CUL)に対応したケースです。
北米向けの規格では一般にNFPAですが,CSA規格はそのカナダ向けの規格と
お考え頂いて問題ありません。ULは火災対策に適合したものです。
アメリカのULラボラトリーで,認証された部品にULマークをつけられます。
従って,CULはカナダ規格+UL認証を適合したマークです。
主要な部品,ブレーカ,コンタクタ,PLC,インバータ等は規格適合品が複数のメーカから,多数提供されています。
規格に適合した制御部品であれば,盤全体でCSA規格に準拠することは比較的に,容易となります。
ただ,今回の制御盤に必要なトランスは規格認定品の製品ラインナップにない製品であった為,トランスの選定を再度お客様と協議することが必要でした。
仕様確認をさせて頂き,規格適合品以外は英文の試験成績書を添付することで対応できるため,英文の試験成績書を手配し認証を通りやすくする事にしました。
その為,トランスは英文の規格対応できる試験成績書を添付できるメーカーの
トランスを採用しました。
制御盤は,納入先により仕様・規格が異なるため,設計段階から部品ラインナップを
検討しておく事で,必要な仕様・規格に準拠させやすくなります。
東亜エレクトロニクス 東亜電機カンパニーでは,規格適合品に部品が無いケースでは
上記の試験成績書で対応する。又,適合する輸入部品を採用するなど,
お客様の,要望に満足頂ける製品を提供させて頂いてます。
また,北米,中国,タイにもグループ会社,拠点もあり,お客様には安心して
製品を現地でのセットアップや輸出にも対応できます。