工場内の搬送自動化において、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)の活用は一般的になっています。これらのシステムの効率化には、適切な搬送指示制御が不可欠です。特に、FROM(搬送元)⇒TO(搬送先)の指示制御を適切に行うことで、生産ラインの流れをスムーズにし、工場の稼働率を向上させることが可能になります。
1台のAGVを使用する場合、搬送指示制御は比較的簡単です。ステーション(荷積み・荷降ろし場所)から発せられる荷積み要求信号や荷降ろし要求信号を管理し、
この場合、制御の流れは明確であり、設計もシンプルです。
複数台のAGVを運用する場合、各AGVの号車管理が必要になります。具体的には、
例えば、10号車がFROMステーションAからTOステーションBへ搬送中であれば、他のAGVと干渉しないように制御する必要があります。ステーションの要求信号が発生した際には、
AGV台数が増加すると、搬送指示制御の設計がより複雑になります。効率的な搬送を実現するために、以下のポイントを押さえることが重要です。
複数台のAGVを適切に管理するために、各AGVの位置情報や状態をリアルタイムで把握できるシステムが必要です。これにより、
各ステーションの荷積み要求信号や荷降ろし要求信号を適切に整理し、搬送計画をリアルタイムで更新することで、待機時間を短縮し、生産効率を向上させます。
AGVが増えるほど、制御プログラムの設計・管理が難しくなります。標準化されたプログラムを活用することで、開発負担を軽減し、現地調整時間を短縮することが可能です。
AGVやAMRを用いた工場内の自動搬送システムを構築する際は、適切な搬送指示制御の設計が重要です。東亜エレクトロニクスは、豊富な実績をもとに、最適なシステム設計を提供し、工場の自動化を強力にサポートします。
複雑な搬送指示が必要なシステム構築を検討されているお客様がおられましたら、お気軽にご相談ください!