ゲージ突入電流を無視して、一次側ブレーカーを選定すると、定格容量内でも一次側ブレーカーが動作する場合があります。トランスのブレーカーが動作すると、回路が落ちてしまうため、機械が停止してしまい、作業の停止を招いてしまします。
配電盤・制御盤の漏電によるトラブルを防止するためには、ゲージ突入電流を確認した後、適切なブレーカーへの過負荷がなくなることにより、トリップすることがなくなります。
一般的にブレーカーはトランス定格の1.1倍~1.3倍を目安に選定することがトランス選定におけるポイントとなります。ただし、トランスメーカーによって性能が異なるため、特性確認を事前に行う必要があります。