ファクトリーオートメーションに関わる制御技術を提供している東亜エレクトロニクスでは、新型コロナ少子高齢化、生産労働人口の減少という課題から生産ラインの自動化、省人化、ロボットの導入のご相談を以前にもましていただくようになりました。これらのオートメーションを加速させたかと思うとAIという言葉も頻繁に聞くようになり、AI・ロボットが人間の仕事を奪いかねないーチャップリンの「モダンタイムズ」が想起される違った視点が製造業にもたらされているのかと感じるこの頃です。
「 単純労働を機械、ロボット(その代替を果たす装置)により、人手の作業を置き換える 」という考えが進み、設備の自動化を推進してきました。工場現場のワークを次の工程へ搬送する(工程搬送)の例を1つ上げますと、ワークを台車に積載し、人が押して動かしていのが、昨今では当たり前のように産業用ロボットとAGVによって搬送の自動化が行われています。
これから益々自動化技術(スピード・精度)やAI、IoTによる情報処理能力が飛躍的に向上し、人間の作業と遜色ないレベルまで自動化技術は到達していき、むしろ人手による作業よりも ”匠の技術” に近付き、追い越す勢いすら感じます。しかしながら新しいアルゴリズム・センサ技術・CPU・MPU等の基本的な開発までAIが全てやってくれる時代にはまだ到達していませんし、それらを安価により高品質に物を作っていく為にはまだ人間の活躍する場所はあるのも事実です。