上位PCよりPLCに生産情報を取り込み生産指示制御を行っていましたが、データ容量が膨大となり設計時間やデバッグ時間のコストも増大していました。また、回路も複雑化し、解読するにも工数が掛ったり、回路不具合の増加にもより、コストが掛ってしまいました。
PCを生産システムに組み込む事により生産情報をPCにて制御する事でPLCへの負担が軽減され、ラダー回路の解読も素早くなります。また、デバッグ時間の削減、回路不具合発生の削減、PCプログラムとラダー回路の同時設計によるリードタイムの短縮をすることができ、コストダウンを実現する事ができます。
生産システムにおいてPCとPLCによる構成を最適化することで、コストダウンを図るとともに情報の共有化を実現し、生産性の向上に貢献することができます。PCとPLCの優れた面を上手く活用することが、生産システム設計者に求められます。