盤の大きさが大きくなると扉の大きさの制限等から3枚扉になることがあると思います。3枚扉となると中扉の柱が盤の中央部の辺りに必要となることから中板の大きさに制限ができ、中板を分割しなければならなくレイアウトを考えるのが大変であり、配線作業も柱が邪魔になり作業がやり難くなるため、余分に時間がかかります。
柱を取外し式にすることにより中板の大きさの制限がなくなるため、分割しなくてもよくなるため、レイアウトを考える時も制限がなくなります。また、中板も取りやすくなり、柱を取り外したままで配線作業もできるため配線の効率も良くなります。
筐体の構造を検討する際に製作時の効率も検討し部材取付・配線が容易となる手順を製作作業者と打合せることにより品質の高い組立につながる設計を心がけましょう。