生産ラインの生産状況を把握するために取り付けられたアンドンでは白熱電球を使用していた為、電球の取替え周期が短くなっていました。さらに外来光の影響にて視認性が悪くなることもあります。また、工程変更等が発生した場合、前面のアクリルパネルを交換する必要が有る為、アンドンのメンテナンスは高所作業となり、重機等の費用も発生しコストアップになりました。
液晶パネルのアンドンを採用する事で電球交換の手間も省け、工程変更が発生した場合、事務所や現場詰所に設置されたパソコンと、ライン内に設置された制御盤内のPLCをシリアル通信(RS-485、Ethernetなど)によって接続することで、現場から離れた場所からパソコン操作でアンドンの表示画面をコントロールする事が可能です。また省エネで節電にもなります。
白熱電球式アンドンは単純な異常表示等には有効でしたが、液晶アンドンにすることで少ない工数によるメンテナンスや、表示情報量に対する省スペース化が可能となりました。液晶アンドンを採用する事で、生産ラインへの柔軟な対応や工数削減を実現できます。