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C言語基礎知識

プログラミングの基礎知識

Ⅴ C言語

C言語とは

 C言語とは、もともとUnixというOS(Operating System)用に開発されたプログラミング言語の一種で、その歴史は(コンピュータの歴史としては)古く、1972年にアメリカのAT&T社ベル研究所によって開発されました。
 それ以前のコンピュータは、コンピュータには理解できるが人には理解しづらい「機械語」をアセンブラ言語という機械語に近いプログラミング言語で生成していましたが、C言語は人が理解しやすいプログラミング言語をつくる目的で考えられました。
 C言語の名前の由来は、冗談の様ですがB言語と呼ばれていた前身のプログラミング言語があり、その後継として名づけられたそうです。ちなみにC言語との関係は分かりませんがA言語と呼ばれるプログラミング言語もあるそうです。

C言語の特徴

 本来のC言語は手続き型と呼ばれるタイプのプログラミング言語で、現在主流となっているオブジェクト指向型とは異なるが、文法的な自由度や見やすさ、実行速度の高さを兼ね備えたコンピュータ寄りの言語となっている。
 そのため組み込み用のマイコンから大型コンピュータまで、あらゆる分野に対して適用性が高く、派生言語も多いため、それらを含めると最もプログラマ人口が多いプログラミング言語と言われています。
 また、そのC言語に対してオブジェクト指向を取り入れて拡張されたものがC++言語となって完成度が高められ、さらにMicrosoft社がC/C++をベースにVisual Basicの使い易さ(=生産性の高さ)と.NETの思想を取り入れてVisual C# が開発されました。

C言語の活用事例

 C言語はC++やC#などの派生言語を含めると非常に普及したプログラミング言語であり、組み込み用のマイコンや機械制御などから大型のコンピュータまで非常に幅広く利用されています。
 当然ながらパソコン用のさまざまなソフトウェア(ゲームソフトや業務用アプリケーションなど)の開発にもよく使われます。
 また、一般の人にはあまりなじみのない世界ですが、Windows自体やWindows上で動作するアプリケーションもC系の言語で開発されているそうです。