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配電盤・制御盤の設計ポイント事例/Ⅲ.特殊加工のポイント

9 配線穴加工作業を効率化する設計ポイント

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工事時に外部の配線を引き込む場合は、盤に直接配線穴加工を施すため、鉄の切粉が出るため養生をし、電気部品の内部に入らない様にしなければならない。加工位置によっては作業性が悪いので時間がかかってしまう。

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盤製作時に底面、側面、天井部をメクラ板にして、事前に配線穴加工をする。(盲板、穴サイズは全て同一とし、どこからでも配線できるように準備をしておく)もしくは、メクラ板に配線穴加工なしで製作をし、工事時に取り外し、盤の外部で穴加工を行うことによって養生等の手間もなくなり万が一の電気機器に鉄の切粉が入るということもなくなります。

機械に取り付ける場合は、通常盤と構造が異なり多くの制約を受けて仕様を満足させなければなりません。こんな時に構造を見直し、扉ヒンジ等も部品として見直すことにより、より良い構造に近づけると思います。