
配電盤・制御盤の設計ポイント事例/Ⅲ.特殊加工のポイント
6 省スペース化につながるプスバー直結のポイント


以前は、 制御盤内のモーター回路におけるブレーカーと電磁開閉器の間を電線によって配線していました。電線によって配線作業を行うことによって、電線を這わせるためのスペースが必要となります。そうすることによって、制御盤内に電線が這っているだけの無駄なスペースが生じていました。小型化が進む中、設計者はどこに電線を這わせ、どのように機器の配置を行えば省スペース化が行えるかが悩みの1つでした。



制御盤内のモーター回路におけるブレーカーと電磁開閉器の間を電線ではなく、ブスバーを用いて接続しました。ブスバーを用いて機器間を接続することによって、ブレーカーと電磁開閉器間の距離を短くすることができ、省スペース化を図ることができます。また、設計者も配線場所を考える手間の削減につながります。