
生産システムの改善事例集/Ⅲ.システム設計のポイント
4 自動搬送ラインのための無人搬送車の導入のポイント


現在、荷物の搬送はフォークリフトで対応しており倉庫・工場内など屋内で使用されることが多いため排気ガスによる製品への影響や健康被害を防ぐ対策が必要になっていました。フォークリフトで工場内を走行するため、人との接触や製品にぶつかるなどの危険も多く、フォークリフトの運転には資格が要るため熟練者による作業が多くなっていました。



自動搬送ラインは、無人で自動走行する無人搬送車をコンピューターで制御して工場の生産現場や倉庫・物流センターなど幅広い分野で使用されています。自動搬送ラインで使用する無人搬送車は、バッテリーによる走行のため排気ガスが出ないので環境にも良く騒音の少ないなどの利点があります。無人搬送車は安全にも優れており、決められたルートを走行するため人との接触や製品に衝突する等の問題はありません。