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中国の自動化の動き

先日、出張で中国に行く機会がありました。弊社が製造委託している現地ベンダーへの訪問が目的でした。
現地ベンダーの工場では弊社製品以外の製造工程を見る機会がありましたが、そこでは製品加工等の多くの工程が手作業による工程でした。
一人一加工で右から左へ渡していく、まさに人海戦術で、我々が普段携わっている自動化ラインや無人搬送車(AGV)とは無縁の製造工程でした。

「中国製造2025」というキーワードがあります。これは2025年までに「世界の製造強国の仲間入り」を目標に、次世代情報技術「5G」や、
工作機械やロボットの高度なデジタル制御、航空・宇宙設備の分野を重点分野として、国をあげて製造業の高度化を目指す取り組みです。
この10年間で中国国内の最低賃金は倍になりました。単に人件費だけのメリットは出にくく、ここ何年かで中国以外の東南アジア諸国に生産拠点を移す企業も増えてきております。
これからの中国としては、人件費の安さを求める大量生産ではなく、IoTやAI、ロボット制御などの高度な情報化、自動化技術を駆使し、品質、効率の高度化への転換を果たし、世界の工場の復権を目指す必要があるようです。
ただ、先述の工場のように人海戦術の製造工程を目の当たりにすると、目標と現実とのギャップをまだまだ感じてしまいます。
今回の出張の経験から、今後の中国の製造現場に対して、より興味を持って注目したいと思います。